クレイ その秘密

地球の4要素のひとつである大地、クレイ(粘土)は地球上の動植物にとって治癒効果のあるものとして古代から認識されてきました。特にヨーロッパではフランス伝来のクレイが日常生活の一部として広がっています(ちなみに有名な「モンモリロナイト」とは採掘場所であるフランスの地名から付けられた名前で、クレイの一種)。

■クレイとは

汚染されていない河岸の地下40から60メートルの間に存在する粘土質で、そのミネラル分の違いは色によって識別されやすいため、ホワイト、イエロー、レッド、ピンク、グリーンといった具合に種類分けされています。摘出された粘土は、日光によって乾燥されますが、この過程を通してミネラル分がさらに活性化します。

ヨーロッパでは古くからクレイは医療用として活用されてきました

ヨーロッパでは古くからクレイは医療用として活用されてきました

■クレイの主な成分

約40%はシリカ(ケイ土)で、この他、酵素・マグネシウム・カルシウム・鉄分・ナトリウム・亜鉛・クロロフィル等が含まれています。

クレイはエッセンシャルオイルとは違って殺菌しませんが、菌を無力化します。
クレイ中のマイナスイオンが作用して、体内の余剰なプラスイオンを適度なレベルまで減少させます。

(Rosemarie Ypma " AROMA & CLAY THERAPY "より一部抜粋翻訳)

クレイの化学的なお話

クレイは無機高分子化合物です。自然界で生成される多くのクレイ鉱物では、この高分子化合物の骨格構造は電気的に中性ではなく、表面に正または負の電荷を帯びています。そのため、クレイの表面には表面電荷と反対符号の電荷をもつイオンが常に吸着されています。

クレイの表面は、ほとんどのものが負電荷ですので、陽イオン交換のほうが多く起きます。また、クレイは微粒子からなり、粒子の大きさは2ミクロン以下で、大きな比表面積をもっています。この高い表面電荷と大きな比表面積は、クレイに表面活性を与えます。クレイの機能は、この表面活性にあって、吸収、吸着、イオン交換、膨潤などとなって現れます。

写真:イメージ

クレイはいくつかの層でできています。その層の数と構造はクレイの種類によって異なります。その化学成分は、主にケイ酸、アルミナで、このほかにFe・Mg・Ca・Na・Kなどが含まれています。クレイはスポンジのように溶液を吸う特性があります。クレイの粒子は非常に小さいので、その粒子の表面の圧が非常に高い性質を持ちます。そのお陰で、たくさんの毒素を吸うことができます。このメカニズムは科学的にまだ完全に解明されていませんが、クレイの独特な分子構造によって、プラスイオンの毒素、老廃物を引き寄せることができるといえます。